遺品整理

祖父の遺品整理

以前祖父が死んだとき、その遺品整理は業者に依頼して行いました。それというのも、祖父の遺品の中には骨董品が数多くあり、陶器などの価値など私には全く分からなかったため、専門の方に鑑定してもらいつつ買い取ってもらうことにしたからです。遺品整理というと処分するという印象があってあまりいいイメージではありませんが、大事にしていた祖父の骨董品は、その本当の価値が分かる人に大切に使ってもらうほうがいいと思ったからです。
まずは全ての遺品のリストを作成しました。これがとても大変な作業で、とても一人でできるようなものではありません。ある程度人手が必要になってくるので、その点でも業者に依頼してよかったと思いました。リストを確認してみると聞いたことのないものばかりが並んでおり、私にはどういうものかさっぱりわかりませんでした。そのリストと現物を順番に照らし合わせていきながら、整理してしまうものと自分の手元に残しておくものに仕分けていき、手元に置いておくもの以外は全て業者の方に買い取ってもらいました。価値のないものもいくつかあったので、それらについては捨ててしまうことにしました。
実際に遺品整理を行ってみると、今まで見過ごしていたものや、部屋の奥に隠れていたもの、実は同じ物などが見つかり、その全貌を明らかにすることができます。故人の思い出の品が、どこのもので、どのような経緯で手に入ったのかが分かる場合もあります。私一人でやっていたら、そんなことは分からないまま適当に売ったりして処分していたと思います。そう考えると専門の業者の方を呼んでじっくり時間をかけながら、一つずつ遺品の整理を行ったことは大変良かったです。